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Baseball5
2023/10/14
世田谷区京西小学校へ出前授業!新しいベースボール型ゲーム“Baseball5”を体験
10月13日(金)に世田谷区京西小学校へ出前授業に行ってきました!
授業内容はもちろん“Baseball5”ですが、この日は対象が小学生ということで用具やルールに様々な工夫を組み込んで行いました。
「運動が得意な子も不得意な子もみんなが楽しめること」「体育の教材として、児童に考えさせること」「みんなで協力して取り組めること」をめあてとしてルールを考えました。
このルールは、今回出前授業に行ったジャンクメンバーの東(日本体育大学大学院)が様々な教材を参考に考案しました。
運動が苦手な子でも活躍できるルールで、全力プレー
ルールは主に以下のように変更して児童たちに取り組んでもらいました。
〇ボールは競技用のボールよりも大きくて柔らかいソフトハンドボール(MIKASA製)
実際にBaseball5をやったことがある方ならわかると思うのですが、競技用のボールは意外と硬く、繰り返しバッティングをしていくと、だんだんと手が痛くなってきます。
またサイズも野球ボールよりも小さいため、小学生には若干扱いづらい場合があります。
そのため、今回はソフトハンドボールを用いて、小学生でも扱いやすいのではないかと考えて、取り入れました。
〇守備側は決められたアウトゾーンまでボールを運び、守備全員がアウトゾーンまで移動して「アウト」とコールした時点でプレーが終わる
本来、Baseball5をはじめ、野球やソフトボールなどのベースボール型ゲームは、守備がボールを捕ったら、打者もしくは走者をアウトにするために、状況に応じた塁にボールを投げます。
しかし、この状況判断は野球初心者にはかなり難易度が高く、「ベースボール型ゲームはルールが難しく、体育の教材として扱いづらい」と捉えられてしまうことが多々あります。
そのため、今回のルールでは、守備側はボールを捕ったら、ボールを決められたアウトゾーンまで運び、守備のメンバー全員もアウトゾーンに集まった時点で「アウト!」とコールすることでプレーが完結するようにしました。
こうすることで、ボールの運び先に迷うこともないですし、ボールに関わらなかった児童もアウトゾーンまで走らなくていけないため、運動量も確保することができます。
〇攻撃側に残塁はなく、各打者の塁打数が点数となる
野球やソフトボールでは、ヒットやフォアボールなどで出塁したランナーをヒットやバントで次の塁に進め、最終的に本塁まで帰した時点で得点となります。
しかし、今回のルール変更では、バッターに塁に残ることはなく、バッターがどこまで進塁できたかが、そのまま得点となります。
例えば、バッターがボールを打って、守備側のアウトコールまで2塁まで進塁することができれば、攻撃側に2点が入ることになります。
これをチーム全員が打ち終わった時点での獲得した点数がそのイニングの得点となります。
ドキドキのBaseball5授業
当日は合計3コマ分の体育授業をお任せいただき、我々としても小学校で実際に授業としてお邪魔することがこれまでほとんどなかったため、児童だけでなくジャンクメンバーもドキドキの出前授業でした。
しかもその日は、学校の授業参加日で保護者の方にも見学されており、さらにドキドキのスタートでした。
ただ、授業が始まってしまえば、これまでのアカデミーやイベントの経験もあるメンバーなので、スムーズに授業展開できていたと思います。
軽くルール説明を終えたら、実際にボールを使ってのバッティング練習を行い、ゲームを行いました。
ゲームを進めていくと、徐々になれてきたのか、児童たちも様々な工夫を凝らして、いかに多く得点するか、いかに少ない失点に抑えるのか作戦会議なども行っていました。
我々が思っていた以上に児童たちの反応もよく、Baseball5の体育教材として可能性を改めて実感しました。
また、この日はBaseball5日本代表メンバーの宮之原選手も駆けつけていただき、実演指導を交えての授業となりました。
授業の合間には、先生方からフィードバックをいただく機会もあり、我々としても非常に有意義な時間を過ごすことができました。
この度はこのような機会をいただき大変ありがとうございました。
ジャンク野球団としましても、今回のような小さなきっかけで「Baseball5たのしい」「野球やソフトボールもやってみたい」という思いをもってもらえれば、非常にうれしいです。
京西小学校の先生方、児童のみなさん、ありがとうございました!!