活動レポート
2023/08/26
じーっと止まれるかな?
8月26日(土)に桜美林大学又賜体育館(東京都町田市)にてボール遊び教室を実施しました。
夏休み期間最後の教室となりましたが、みんな元気に活動をしておりました。
今回メニューは以下のように実施いたしました。
メニュー | 内容 | めあて |
---|---|---|
バランス運動 | 片足立ち (前後左右) |
平衡感覚を養う (足で支える) |
V字バランス | 平衡感覚を養う (体幹で支える) |
|
片手バランス | 平衡感覚を養う (腕や足で支える) |
|
マット 雑巾がけ |
マットを押す | 自分の体を支えながら押す |
ボール 捕り |
セルフキャッチ | 前回の復習 |
的倒し | ボールを使って的を倒す | 狙った場所にボールを投げ込む |
【バランス運動】
これまでもサーキットのメニューでは平均台渡りや横跳びなどで「動的」バランス運動を取り入れてきましたが、今回はその場で身体のバランスを保つ「静的」バランス運動を取り入れました。
一見地味な運動に見えますが、静的なバランス運動は体を支えるための筋肉(主に体幹部)の発達や姿勢を制御するための神経の発達などに大きく役立ちます。
具体的な効果としては、転倒の予防などにつながります。
今回は「片足立ち」「V字バランス」「片手バランス」でそれぞれ地面に触れている体の部位が異なっており、それぞれ異なる姿勢のコントロールが必要となります。
動的なバランス運動では、課題によって勢いでなんとなくできてるっぽくなることがありますが、静的なバランス運動では良くも悪くも「成功」と「失敗」が明確です。
そのため、上手に声かけをしながら、「さっきよりも上手にできた!」という感覚を養いやすい教材です。
【マット雑巾がけ】
先ほどバランス運動で「止まった状態の自分の体を支える」という課題でしたが、マット雑巾がけでは「自分の体を支えながら動く」という課題になります。
また、先週のサーキットのメニューにもあった「四つ足歩き」の派生版の動きにもなります。
マットが滑りやすいような力の入れ方など工夫が必要になるので、頭を使いながらのハードな運動になります。
マットの大きさによっては、複数人でマットを押したり、チーム戦でのリレー形式などレパートリーもたくさんあるので、体育館でのウォーミングアップなどには最適です!
【的倒し】
先週は「ドリブルからの球入れ」を実施しましたが、その派生版として「走って移動からの的当て」という課題を行いました。
的はウレタン製の跳び箱の各段を縦に置き、投げるラインから3m程度離しました。
跳び箱の段はそれぞれ大きさや重さが異なるため、倒れやすさも異なります。
投げる用のボールも大きさや重さが異なるため、子どもたちの中で「どんなボールを使えば倒しやすいかな?」などの作戦会議が自然発生したのは非常に興味深かったです。
思いのほか子どもたちの反応が良かったため、このメニューを4セットほど行いました。
今回もかなりの球数を投げ込んだのではないでしょうか。
次回は9月の開催となります。
少しずつ涼しくなってくればよいのですが…。
開催日の詳細は後日webサイトやSNSを通じて発信いたしますので、ご確認ください。
10月7日には相模原市と町田市との共同事業である“さがまちカレッジ”の講座の一つ「ドタバタ運動教室」が桜美林大学又賜体育館で実施されます。
こちらの講座にアカデミーコーチのメンバーも講師として参加いたします。
ぜひお誘い合わせの上、ご参加ください。
さがまちカレッジ 詳細
https://sagamachi.jp/manabi/consuniv/course.html